あなたの嫌いなテレビ → TV you hate になるのはなぜ?
関係代名詞の省略
本来は The TV that you hate(あなたが嫌いなテレビ)
この that が省略されTV you hate
なぜ「TV」が前に来るのか?
英語では、説明したい「もの(名詞)」を先に言うというルールがある
説明の順序
- まず名詞(何について話しているかを示す)
- 次に説明(その名詞に対する具体的な情報を追加)
- The book you bought(あなたが買った本)
- The movie I watched yesterday(昨日見た映画)
- The person she likes(彼女が好きな人)
- The food I love(私が大好きな食べ物)
- The song you recommended(あなたが勧めてくれた曲)
- The place we visited(私たちが訪れた場所)
日本語では説明が先に来るが、英語は「何について話すか」を先に伝えるのが特徴
私のお気に入りの○○ → my favorite ○○はなぜ?
名詞を修飾する形容詞の使い方に基づいている
my(私の)+ favorite(お気に入りの)+ 名詞
ここでの favorite は形容詞で「お気に入りの」という意味を持つ
英語では、形容詞は名詞の前に置くというルールがあるため、この語順
- my favorite movie(私のお気に入りの映画)
- your favorite song(あなたのお気に入りの曲)
なぜ “favorite” は形容詞で使うのか
「favorite」は元々、「最も好きなもの」を表す形容詞なので、名詞の前に置くのが自然
like は動詞なので、その行為を説明する場合は「○○ I like」の形になる
- my favorite movie(形容詞で直接修飾)
- the movie I like(関係代名詞で説明)
あなたが嫌いなかわいいテレビ → The cute TV you hate は成り立つ?
形容詞+名詞+関係代名詞節という構造になる
文法的に正しく、意味も伝わる
- The cute TV → かわいいテレビ(形容詞+名詞)
- (that) you hate → あなたが嫌いな(関係代名詞+主語+動詞)
「あなたが嫌いなかわいいテレビ」という意味になる
関係代名詞 that は省略可能
会話やカジュアルな文章では、that はよく省略される
- The cute TV that you hate(フォーマルな言い方)
- The cute TV you hate(カジュアルな言い方)
例文
- The old book (that) I love → 私が大好きな古い本
- The small dog (that) he adopted → 彼が引き取った小さな犬
- The scary movie (that) we watched → 私たちが観た怖い映画
形容詞で名詞を修飾しつつ、関係代名詞でさらに詳細を説明する形はよく使われる
注意点
形容詞の順序に注意が必要
英語では形容詞には決まった語順がある
意見→大きさ→年齢→形→色→起源→材質→用途の順で並べる
〇 The cute old TV (that) you hate(あなたが嫌いなかわいい古いテレビ)
✕ The old cute TV (that) you hate(この順序は不自然)
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