ごきげんよう、Zei(ゼイ)です。
IT業界にいたら誰もが聞くであろうLinuxを学んでいきたいと思います。
学ぶにあたり、Linux特有の用語がそこそこありましたので、今回はLinux用語集を作成していきたいと思います。
Linuxを学びたい人へ、Linuxを学ぶにあたりの用語を知りたい方へおススメです。
Linux
LinuxはOS(Operating System)といわれる基本ソフトウェアの一種。
インターネット上のサーバーの半分以上、スマートフォンの大部分、世界で最も強力なスーパーコンピューターのすべてを動かしている。
OS(Operating System)
ハードウェアの制御をする、脳の部分。
CPUやメモリ、ハードディスク、キーボード、周辺機器に至るまで、パソコン内のハードウエア全てを管理するソフトウェア。
UNIXOS
Linuxと関わる際は切れないご縁「UNIX」というOSの存在、Linuxの生みの親にあたる。
Linuxは「PC-UNIX(パソコン用に開発されたUNIX系オペレーティングシステムの総称)」や、
「UNIXクローンOS」とも呼ばれる。
UNIXの歴史とLinux開発の経緯
UNIXはマルチタスク・マルチユーザのOSの一種。
UNIXは1980年代終盤まで、複数人が利用する高速な汎用計算機か、個人用としてはかなり高価な業務用高性能コンピュータでのOS気味であった。
1990年代初頭には一般家庭で使われるような個人パソコンの処理能力でもUNIXの機能を最低限度動作させる機能を備えたため、UNIXを実装して動作させることが出来るようになった。
その後、MINIXというUNIXクローンOSが誕生し、さらにその後フィンランドの21歳の当時学生であったLinus B. Torvalds氏がMINIXを手本に1991年に作成したのがLinuxになる。
なのでLinuxはUNIXの流れをくむOSになり、UNIXOSからさまざまな考え方を継承している。
高価な汎用計算機のUNIXとの対比という意味でLinuxはPC-UNIXの名称が用いられている。
OSS(オープンソースソフトウェア)
ソースコードが公開されていて、誰でも無償または廉価で改変・再配布できるソフトウェア。
カーネル
LinuxOSの頭脳。
OSの本来の役割であるハードウェアの制御やファイル、ソフトウェアの実行、リソース等の管理を行う部分で、普段ユーザーがカーネルの動作を目にすることはない。
Linuxカーネルのみがあったとしても、それを利用するソフトウェア一式が存在しないと実際に使えるOSとしては成立しないので、カーネル以外にも様々なソフトウェアが組み合わされた状態で利用する。
ディストリビューション
Linuxカーネルと組み合わされたプログラムの集合体。
LinuxカーネルとOSを構成する様々なソフトウェアを最初から組み合わせて配布する形にしたもの。
通常Linuxはディストリビューションを指していることがほとんど。
大企業や政府機関などの大規模な組織やその他の団体は、Red Hat、SUSE、Canonical(Ubuntu)など、商用サポートのある主要なディストリビューションを選択する傾向がある。
ブートローダー
コンピュータの電源が入った後、OSを起動するプログラム。
通常OSとセットになっているためブートローダだけを意識することはあまりないが、
PC上でのOSの起動には、必ずブートローダを利用するという仕組みが必要。
サービス/デーモン
Linux起動時に実行され、システム終了までバックグランドで動き続けるプログラム。
※調べる限りだとUNIX系(Linux・Macは)は「デーモン」、Windows系は「サービス」らしいが、
Linux Foundationが「サービス」って発信しているんですよね~う~ん。ただ、名称が違うだけで機能は同じ。
※悪魔(demon)ではなく守護神(daemon)らしい。響き一緒で悪い奴といい奴が一緒なのは面白いですね。
ファイルシステム
Linuxでファイルを保存、整理するための方法。
記憶装置に保存されたデータを管理し、操作するために必要な機能。
ほとんどのOSは、人間に扱いやすくファイルで管理する。
Linuxはハードディスク・CD-ROMなど実際ファイルでないものも、すべてファイルとして扱う。
X Windowシステム
LinuxなどのUNIX系OSでGUI(Graphical User Interface)を使用するためのシステム。
UNIX系のOSは本来コマンドで操作する仕組みだが、Windowsのようにグラフィックの表示とマウス操作など、直観的に操作でき使い勝手を良くしてくれる仕組み。
デスクトップ環境
ツールバーやアイコン、ウィンドウマネージャ、ファイルマネージャなど、様々なソフトウェアをまとめたGUIソフトウェア群。
X Window Systemの上でデスクトップ環境が動作している。
コマンドライン
OS上でコマンドを入力するためのインターフェース。
コマンドを受け付ける状態とその画面のことをいう。
シェル
コマンドラインの入力を解釈し、必要なタスクやコマンドを実行するようOSに指示し、逆にOSからの応答も文字として返すコマンドラインインタプリタ。
カーネルとコマンドラインの間にいるのでカーネルを包む貝殻のイメージ。
まとめ
- LinuxはUNIX系OS、生みの親がUNIXなのでUNIXの考え方を継承している。
- ”ディストリビューション”という”カーネル”とソフトウェアが組み合わさった物をOSSで配布されている※一部有償などもあり
- Linuxはハードディスクなどの実際ファイルでないものもすべて”ファイル”として扱う。
- LinuxはUNIX系OSなので本来コマンドで操作するが、グラフィックの表示とマウス操作など直観的に操作でき使い勝手を良くしてくれる仕組みとして、X Windowシステムがありデスクトップ環境も用意できる。
参考メイン:https://www.linuxfoundation.org/
参考サブ:https://lpi.or.jp/lpic_all/linux/
おわりに
いかがだったでしょうか。
Linuxで使用される用語をまとめたことにより、ざっくりですがLinuxがどういうものかちょびっと分かった気がします。
用語を分かったうえでLinuxの勉強をすれば、より分かりやすくなると祈って勉強してまいります。
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