ごきげんよう。Zei(ゼイ)です。
今回はプログラミング言語”Python”の開発環境を自分のPCに構築したいと思います。
色んな事言われてもわからん。
「とにかくPythonを動かしてみたいから簡単に開発環境を用意したい」そんな方におススメです。
最低限の構築を端的にまとめております。最短5分で環境構築できると思います。
本記事のPC環境は、Windows10です。
よく聞くけど、「環境」とは
「開発環境」・「環境構築」などと色々キーワードとして聞きはしますが、そもそもそれらは何なのでしょうか。
最低限の知識としてまとめます。
ITにおける「環境」
ハードウェアは何か、各種設定はどうなっているのか、インストールされているソフトウェアの設定や構成がどうなっているのか、など、その全体を指す。まさに対象が置かれている環境のこと。
開発環境とは
システムを開発するために必要な環境のこと
環境構築とは
作業に適した環境を整えること
開発環境構築とは
開発に必要な条件を揃えること
インターネットが必要であればネットを繋ぐ準備をする、必要なソフトウェアがあればインストールする、など
開発環境(Development Environment)を構築
Pythonで開発したい場合は、Pythonで開発ができるように開発環境を構築する必要がある。
開発環境を構築する際はどこで開発するのかを、ローカル環境・仮想環境・クラウド環境などから選択する。
自身のコンピュータ内に構築する環境
自身のコンピュータ内に構築しているので設定はひとつ
自身のコンピュータ内で仮想的に構築する環境
仮想的に構築しているので、設定をプロジェクトごとに変更することなどができる
ネットワーク上で構築する環境
ネットが繋がっていればどこでも開発ができ、マシンのスペックに左右されずに開発ができる
今回は”簡単に構築”をゴールとしているので、ローカル環境で環境構築を行う。
必要なもの
Pythonで開発をするにあたって必要なものは主に3つ、そしてPythonのバージョーン。
PC
PCが無ければ話がはじめられません。
今回はWindows10。
理由:目の前にいる子がそうだから。
テキストエディタ
プログラムを書くための作業場所。
今回はVisual Studio Code。
理由:無料で使用できることと、そもそもVSCodeを他言語で使用していたこともあり、多少使い慣れているため。
実行ツール
記述したプログラムを実行するためのツール。
今回はコマンドプロンプト。
理由:必要最低限でいいやという考えから。
Pythonのバージョン選び
公式サイトからバージョンの確認ができる。

バージョンが古すぎるとサポートが切れていたり、最新すぎるとバグがあったりするらしいので、いい感じのバージョンをダウンロードすることも有り。
今回は、最新『Python3.13.0』をダウンロードしてみる。

もし、特定のバージョンをダウンロードする必要があるのなら、対象のバージョンでのダウンロードも可。
インストール
WindowsではPythonは標準で搭載されておらず、自身で準備をする必要がある。
- 公式サイトからインストーラのダウンロード
- Anacondaというディストリビューションをインストール
今回は公式からインストーラのダウンロードにする。
理由:Anacondaは有償だったりダウンロードしても今は手に余りそうなので、今回は見送り。
まずは公式サイトへ向かう
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OSの種類に関わらず、インストーラを提供している。

今回はWindowsなのでそのままダウンロードボタンをクリック

ダウンロード完了

ダウンロードしたファイルをダブルクリックで開く

チェック項目が2つあるので「Add python.exe to Path」だけにチェックを入れる
py.exeのインストール時に管理者権限を使用する
python.exeをパスに追加
→「Install Now」をクリックしインストール開始

インストール中
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「Setup was successful」が表示されれば無事インストール完了
「Close」をクリックし閉じる
正しくインストールできたか確認
実行ツールのコマンドプロンプトにて、正しくPythonがインストール出来たか確認する。

「虫眼鏡」→「コマンドプロンプト」を入力※スペルでもカタカナでも

「コマンドプロンプト」が出てきたらクリック

「C:\Users\ユーザー名\>」と表示されるので後ろに
python --version
を入力して「Enter」

「Python 3.13.0」と表示されたので無事インストール完了
※上部でPythonのスペルミスをしているが、正しいコマンドを入力できないとこんな感じに表示されるらしい。
実際にPythonのファイルで実行してみる
インストールが問題なければ実際にPythonを実行してみる。

デスクトップへ「python_test」などとフォルダを作成

「Visual Studio Code」を開き、先ほど作成した「python_test」ファイルを投げ込み、「test.py」を作成
※拡張子「.py」がPythonの拡張子(中身が確認できるテキスト状のもの)となる。

作成したファイルの中に、皆大好きなあの言葉を入力
print('Hello, world!')
保存をしてファイルは完成

ファイルを実行するために「コマンドプロンプト」を開き、作成したファイルまで向かうため
cd Desktop\python_test
を入力して「Enter」

作成したフォルダまで移動した後に
python ファイル名
でPythonファイルを実行することができるので
python test.py
を入力し「Enter」を押下すると
「Hello, world!」が出力される。
実行が終わると先ほどの階層にいる。
コマンドプロンプト上でPythonを起動
ファイルを作成しなくてもコマンドプロンプト上でPythonを使ってみることが可能。
※対話モードというらしい。

「コマンドプロンプト」を開いて「python」と入力し「Enter」
すると、現在のPythonのバージョンやらを表示したのち「>>>」が表示される。
これで対話モードになる。

試しに「1 + 1」を入力し「Enter」すると、結果の「2」が表示される。
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対話モードを終わらせる場合、
exit()
と入力し「Enter」または
、
「Ctrl」を押しながら「 Z」 を入力、その後「Enter」
をするとコマンドプロンプトに戻る。
おわりに
以上が、Pythonで開発をしたい場合の最低限の開発環境構築です。
結構簡単に環境構築ができたと思います。(記事にまとめながら進めたので自分の環境構築自体は時間かかりましたが、やっていることとしてはそこまで難しくはありませんでした。)
きっと本職にされている方からしたら色々足りないことなどあると思いますが、まずは試しにやってみる。やってみる環境を用意してはじめて何事も進められると思うので、作りたいものに向けて頑張っていきたいと思います。
なにか有益なコメントなど頂けましたら幸いです。
ありがとうございました。
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